観光情報・観光雑学: 2010年6月アーカイブ

本日、午前0:00から37路線50区間で高速道路(有料道路)の無料化、社会実験が始まりました。

関東では八王子バイパス、新湘南バイパス、西湘バイパス、箱根新道です。

 

今までの土・日・祝日の上限¥1,000のETC割引は観光バス・貸切バスには適用されませんでした。

しかし、今回の無料化区間を走行する場合、観光バス・貸切バスも適用になります。

 

有難い方もいらっしゃれば、逆に懸念する声があるのも事実です。

交通量の増加が見込まれる中、

バス会社、とりわけ高速バスを運行している会社は定時運行の確保の厳しさ、マイカー族の増加による旅客の減少、後者は鉄道会社や航空会社も同様です。

観光バス・貸切バスも影響がゼロとは言えません。

無料区間を走行する場合、通行料は安くなりますが、渋滞に巻き込まれるリスクが増える・・・

 

もっと上手な政策というものはないのかなぁ?と考えてしまいます。

 

 

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さるぼぼ

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飛騨のお話の流れで、「さるぼぼ」。

①「あれねぇ!」と思い浮かんだ方、

②「何それ???」という方、

どちらですか???

 

分からない方もいらっしゃるでしょうから、先に見せちゃいます!

さるぼぼ

↑「アルプス街道平湯」の建物内にある「さるぼぼ」

 

「さるぼぼ」

飛騨の言葉(飛騨弁)で、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言います。

「さるぼぼ」は直訳すれば「猿の赤ちゃん」という意味です。

災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われています。

 

飛騨は山深く、奈良時代は「下々の下国」と呼ばれたほどの国でした。

山が襞のように重なって見えるから飛騨となったという説もあるそうです。

気候は寒く、土地は無い上に痩せており、租(年貢)が出せず、

男は都へ雑徭(宮大工)として駆り出され、少ない人口が減って大変だったそうです。

【余談ですが、これが後の「飛騨の匠」として、町屋造りや屋台などに大きな影響を与えたと】

それで、残った女性が細々暮らしていたそうですが、生活するのがやっとという状況、

子供に良い人形なんて買ってあげられない。

そこで、おばあちゃんやおかあさんが作ってくれた人形で、遊んだだそうです。

土人形や木彫り人形、布人形は、残り切れのはぎ合わせでも、嬉しかったそうです。

いつの頃からか、生活が楽になり、新しい赤い布で作るようになったそうです。

何でかって言うと、昔は流行り病が多くて、特に天然痘がとても恐く、

赤い布は天然痘予防になると言われていたから、人形を赤い布で作ったんです。

その赤い人形、まるで「猿の赤ちゃん」みたいということで、「さるぼぼ」と言われるようになったとか。


今では、飛騨のお土産のひとつとして、よく見かけます。

基本は、赤い体に赤く丸い顔(目鼻口は省かれる)、赤い手足(指は省かれている)、黒い頭巾と黒い腹掛け(いわゆる「金太郎」)を纏い、座って足を前に投げ出しているか両足を広げ、両腕を上げて広げた(いわゆる万歳の)姿です。

ただ、全身に亘って色が赤いのは、赤は古くから悪霊祓い、疫病(とりわけ天然痘)除けの御利益があると見なされてきたからですが、近年では赤以外に黄色や緑色などさまざまなカラーバリエーションが見かけられるようになりました。

今でも手作りで作られているとか・・・飛騨を訪れた際は、ぜひお土産に!

大きさも大小様々、携帯用のストラップもありますよ!

 

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高山の古い町並み

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飛騨高山は「小京都」と呼ばれています。

古い町並みが今でも存在し、その景観を見るために訪れる方が多い所です。

高山の城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並」と呼んでいます。

国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

出格子の連なる軒下には用水が流れ、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や、老舗の暖簾が連なっています。

古い町並みの区域は・・・

・三町伝統的建造物群保存地区

 上一之町、上二之町、上三之町、片原町、神明町4丁目の各一部

・下二之町大新町伝統的建造物群保存地区

 下一之町、下二之町、下三之町、八幡町、

 大新町1丁目、大新町2丁目、大新町3丁目、大新町4丁目の各一部 

高山市内 古い街並み

貸切バス・観光バスで高山を訪れた際は、バスでは古い町並みに入れませんので、

駐車場で降りて頂き、お客様各自で散策して頂くスタイルが一般的です。

観光に力を入れている街だけに、貸切バス・観光バス駐車場にも力を入れていますので、ご安心を!

 

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そもそも、「小京都」とは???

「小京都」とは、古い町並みや風情が京都に似ていることから、各地に名付けられた街の愛称です。

室町時代以降、各地の大名が京都を真似た街づくりを行い、それが小京都の起源になったとか。

小京都と呼ばれる地域が集まる団体が存在してます。

その名も「全国京都会議」。

「全国京都会議」は京都市を含む26市町により、1985年に結成されました。

1988年の第4回総会で加盟基準が次のように定められてます。

  1. 京都に似た自然と景観
  2. 京都との歴史的なつながり
  3. 伝統的な産業と芸能があること

以上3つの要件のうち一つ以上合致していれば、常任幹事会で加盟を承認される仕組みです。

「全国京都会議」には小京都の市町の他、「本家本元」である京都市も参加しています。

事務局を同市観光協会内に置かれています。

ただ、「全国京都会議」に加盟していなくても、観光宣伝などを目的とした自称、他称の「小京都」は実は多いのです。

 

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安房峠

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最近は以前と比べれば峠道を通らなくても良い時代になりました。

高速道路やバイパス、迂回ルートで橋やトンネルで楽に通れます。

長野県~岐阜県を結ぶ道路に国道158号線があります。

福井県福井市~岐阜県高山市~長野県松本市、全長250.1Kmの道路です。

トンネルが連続する区間やダム本体の上を国道が通っていたりと、通る人にとっては、景色は飽きない路線と言えましょう。

この道路の長野県松本市(上高地入口)~岐阜県高山市(平湯温泉)までの区間が「安房峠(あぼうとうげ)。

標高1,790mが峠の頂上となるため、坂道かつカーブが連続しており、長く狭隘な区間。

かつては大型バスや大型トラックも通行しており、行き違いができず、大渋滞を引き起こすこともありました。

例年11月中旬~5月中旬は冬期通行止となるため車両は通行できません。

ちなみにこの区間を走る路線バスは全便車掌が乗務し、貸切バスもツーマン運行。

渋滞時は車掌がバスを降り対向車を誘導し進んでいました。

現在は、この地の往来の大部分は1997年に供用が開始された中部縦貫道の一部区間「安房峠道路(安房トンネル)を利用し、通年の通行が可能となってます。

トンネルなら約10分、峠道を越えれば約45分近く掛かります。

お天気が良ければ、時間には代え難い大自然の絶景や、運が良ければ野生の猿や鹿にもお目に掛かることができます。

峠の頂上は長野県と岐阜県の県境になっており、今は営業をしていない「峠の茶屋」があります。

安房峠

 

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岐阜県は飛騨地方の中心、小京都と呼ばれている「高山」。

そこの名物のひとつが「高山ラーメン」。

ねぎ、チャーシュー、メンマなどのシンプルな具に、醤油ベースのスープ、細い縮れ麺を使用。

「飛騨ラーメン」と呼ばれることもあり、地元では「中華そば」と書かれた暖簾を出す店も多いです。

ちなみに地元では単に「そば」といえばラーメンを指すそうです!

 

ラーメンの特徴としては・・・

①量は他のご当地ラーメンと比べて少なめ。

②スープはとても独特、スープとたれを一緒に混ぜて、寸胴で煮込む。

 この製法は他に例がないもので、他のご当地ラーメンのように丼の上にたれを用意し、

 それをスープで溶いたりしないようです。

 スープは鶏がらを中心に鰹節、野菜をベースにしたものです。

 たれは醤油、みりん等を合わせたものです。

③麺は平打ちで細く、縮れが強いです。

 加水率は、28パーセント~32パーセントと低い低加水麺である。

④具は大半のお店で、チャーシュー(バラ肉)、飛騨ねぎ、メンマを使います。

高山ラーメン 

高山市内散策の際にふらっと立寄って、ご賞味あれ・・・昔ながらのラーメンで美味しいですよ!
 
 

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歴史は遡り、安政6年6月2日(太陽暦で1859年7月1日)に開港されました。

開港した当時はこれという行事などは行われなかったそうです。

翌年6月2日に開港1周年を記念して民衆が山車(だし)などを繰り出して祝ったのが横浜の開港記念日の始まりとされています

現在は毎年6月2日、横浜の開港記念日と定められており、横浜市立の学校はお休みとなります。

 

現在の開港祭は1981年に「国際デープレ横浜どんたく」として開催されたのが始まりです。

1982年に「'82国際デー第1回横浜どんたく」として正式に始まりました。

1984年の第3回より「横浜どんたく」となり、1993年の第12回より「横浜どんたく開港祭」、

そして1995年より、現在の「横浜開港祭」となりました。

現在では観客動員は約70万人、横浜の人にとっては夏の到来を告げる大イベントです。

 

最大の楽しみは、一足早い夏を満喫できる「花火」。

今年も20:10~打ち上げ予定です。

 

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